クラウ・ソラスの輝き

「あたしのためにやってくれたのね」

「ごめんなさい」

「相手のためを想うのは良い事だ。だが考えて行動しなくてはな」

「うん」

 反省している様子の少年の頭をポンと優しく叩き立ち上がった。

「私から言ってあげよう」

「ホント!?」

「ちゃんと隣にいるのだぞ」

「うん!」

 ベリルはまず、モリスとリサに説明をしニールがその隣でペコリと頭を下げる。

 次にミハエルに連絡して彼が駆けつけると、同じように説明してニールが謝った。

 ミハエルにはこっぴどく怒られたが、悪気はなく子供のした事だからとげんこつ一発で終わらせた。