──その夜、 「付き合ってくれんかね?」 モリスがソファに腰掛けているベリルにブランデーの瓶とグラスを二つ示した。 酒が嫌いではない彼は快くそれを受ける。 「いやはや、多感な年頃でね」 キッチンを一瞥し、モリスが苦笑いを浮かべてつぶやいた。 ダグラスとミーナはキッチンでリサのお菓子作りを手伝っていた。 モリスは同じ年頃のダグラスを連れているベリルにどこか共感したのだろう。