クラウ・ソラスの輝き

「腹が減ったな」

「パパ!? もう少し待って」

 キッチンに向かうと、手前の食堂でテーブルに料理を並べていたミーナが慌てて両手を突きだし父を制止した。

「おお、言っていた歓迎会というやつか? すまんすまん」

 笑って引き返し、リビングに戻ったモリスはテーブルに置いてあるジュースを手に取った。

 ベリルと目が合い、互いに苦笑いを交わす。