クラウ・ソラスの輝き

 それに見とれている少年にダグラスは、ピッと右の人差し指を立て、やや真剣な面持ちを向けた。

「だから、今が狙いどき」

「ダグ……」

「アッハッハッハッ」

 困惑するベリルの顔が嬉しくておかしくて、ダグラスは大きく笑った。




 ──そうして全員が集まったと確認し、バーリから西の反対側、車でおよそ三時間二十分ほどにあるカンパニア州サレルノ県、アマルフィに移動した。

 アマルフィ海岸の中央部に位置していて、断崖にへばりつくように密集する建物が特徴だ。

 中世にはアマルフィ公国(共和国)として海洋国家が栄えていた。

 外敵の侵入を妨げるためもあったため、階段で造られた路地が複雑に入り組んでいる。