クラウ・ソラスの輝き

「なんだよ」

 少年は、じっと見つめるダグラスに睨みを利かせた。

「俺はダグラス。よろしく」

 ベリルにしがみつく少年に笑顔を浮かべ、その少年が少し羨ましく思えた。

 そんな風に、何も考えずにすがりつけていたならば──そう思うと、嫌がらせをしたくなる。

「言っておくけど、彼は男だからね」

「あったりまえじゃん。なに言ってんの」

 目線に合わせ、かがんで発したダグラスに少年は呆れた声をあげる。

 ダグラスは、待ってましたとばかりに口の端をつり上げた。

「でも、彼氏がいるよ」

「エッ!?」

「何を吹き込んでいる」

 聞こえた会話に、相変わらず何を言っているのだとベリルは顔をしかめる。

「ホントに?」

「生憎だが、恋人は男女共におらんよ」

 マジマジと見上げて問いかける少年に小さく笑う。