クラウ・ソラスの輝き

 ダイニングキッチンと続きになっているリビングには大型の液晶テレビと高級なソファが、二人がけ用一つと両端に一人がけのソファが一つずつ並べられている。

 それに見合うガラスのリビングテーブルにアキトは思わず声を上げた。

「はあ……」

 賃貸アパートの俺とは大違いだと肩を落とす。

 資金源はどこから来ているんだと思わずにはいられない。

「部屋はあといくつあるんだ?」

「ん~?」

 家に戻る途中にスーパーマーケットに立ち寄って買った食材を冷蔵庫に詰めながら思い起こす。

「二階に寝室と部屋が二つある」

 アキトはそれに口笛を鳴らした。

「日本が狭いだけ」

「言ってくれちゃって」