なんて麗しく神秘的な瞳なんだろう。

 この二人を並べて見ていると、傭兵というものがどういうものか解らなくなってくる。

「犯人が捕まるまでお願い出来るかしら」

 リサが不安げに問いかけた。

 ベリルのイメージがあまりにも異なっている事で本当に大丈夫なのかと心配にはなっているが、基本的な料金は法外という訳でもないため詐欺とも違うのだろうと若干の警戒はしている。

「あまり長い期間は難しい」

「長期の契約はしないんだ」

 ベリルがメインとしている仕事上、あまり長くは契約を続けられない。