クラウ・ソラスの輝き

 サンドカラーのカーゴパンツにアサルトジャケット、タクティカルベストといかにもな恰好だ。

 ライフルなどの火器類はそれぞれのジープやピックアップトラックに積まれている。

 一同は一旦、空き地に集まりベリルは予定の顔と数である事の確認をし無言で小さく頷くと移動を開始した。

 数台の車にそれぞれ乗り込み北西のサン・ディエゴアルトに向けて走る。

<ベリル、気付いていたか?>

 カーナビの所に差し込まれている端末からワイトの声が響いた。

「うむ」

<敵さんも警戒を始める頃だな>とオルソン。

 彼らが話しているのはキトでの事だ。