クラウ・ソラスの輝き

 ベリルはダグラスを見つめ、私から離れる日もそう遠くはないだろうとその姿に目を細める。



 ──それから数週間後

<入り口で待っていろ>

 大学に休学届けを出しにきたダグラスの携帯にベリルの急ぐ声が響く。

「えぇ~!? そのまま行くの?」

 なんとなく解っていたダグラスだったが、少しくらい不満を口にしたってベリルは怒らない。

 ロッカーに隠していた武器をひと通り手にし、入り口の影でベリルの車を待っていた。

 そうして、見慣れたピックアップトラックを遠目に確認する。