クラウ・ソラスの輝き

「どっかの国の王子様──とか」

「はあ?」

 二人はしばらく互いに見合う。

「んな訳ないよなぁ」

 同時に発して笑った。

 それからしばらくゲームや会話を交わしハリーは帰って行く。

「オレ、諦めてないから」

「うん。頑張ってね」

 駆けていく背中に手を振りふと思い起こす。

「王子様……ねぇ」

 そうだったら面白いけどね。

 確かにベリルは上品で頭もいい。頭がいいを通り越して天才だよね。

 どこぞの金持ちの子供でも不思議じゃないけど。

 むしろ──

「むしろ神様が作ったって言われた方が、なんか納得するんだよね」

 暮れゆく空につぶやいて家に入る。