クラウ・ソラスの輝き

「親父さん頭いいんだなぁ。ホントに傭兵?」

「ホントだよ」

「いつから傭兵してんの?」

 ハリーは身を乗り出した。

「さあ? 十五歳でこの世界に入ったっていうのは聞いてるけど」

「じゃあ、その前は?」

「知らない」

 ハリーはそれに首をかしげた。

 昔の話をするのはどの親も共通だと思っていたからだ。

 親の昔話なんて聞きたくもないのに嬉しそうに語る親には逆らえない。

 しかし、ダグラスの親なら話は別だ。

「訊かないのか?」

「ん~、あんまり話したくないみたい」

「もしかして、実はどっかの財閥の息子とかさ」

「まっさかぁ!」

 ダグラスはケタケタと笑った。

 しかしハリーは少し真剣な目をして続ける。