クラウ・ソラスの輝き


 ──授業の合間

「なあ、またおまえんちに行っていいか?」

 ハリーがこっそり声をかけてきた。

「うん、いいよ」

「じゃ番号、交換しようぜ」

 スマートフォンを取り出すハリーに倣(なら)いダグラスもバックポケットから端末を取り出して赤外線通信で交換する。

 そこでダグラスは、そういえば友達を家に呼んだことって今までほとんど無かったなと気がつく。

 ベリルは怒らないだろうけど気が引けるのは確かだ。

 うちに呼んだって何かある訳でもないし。

 友達の家にはよく遊びに行く事はあるけど、自分の家となると呼んでどうすればいいのかが解らない。