クラウ・ソラスの輝き

「反対されたよ」

「そうなんだ」

「ちょっとびっくりしたみたい。また考えて話すかどうか決めることにするよ」

 ハリーは落ち込む事もなく笑って付け加えた。

「それがいいね」

 クラスメイトは少しずつ前に進んでいる。

 人の歩む速度はそれぞれだ。

「僕は少し速すぎたのかな」

 ふと立ち止まり、つぶやいた。

 ベリルといる時はさして意識はしないけれど、こうして同級生の中にいる自分は酷く違和感があるなと思える。

「だったら、ベリルはもっと速かったね」

 ニヤリと笑みを浮かべて教室に滑り込んだ。