クラウ・ソラスの輝き

 勉強に関しては学校の後にベリルに復習してもらっているため、それで解らない部分はすぐに解決出来た。

「家庭教師やったら?」

 含みのある口ぶりで言い放つダグラスに苦笑いを返す。

「まあ、母親との不倫とか聞きたくないからやめた方がいいね」

「なんだそれは」

 ベリルが当惑して眉を寄せると、少年は勝ち誇ったように鼻を鳴らした。