クラウ・ソラスの輝き

 丁度ベリルがダーウィンで休暇を取っていたため、紹介屋はベリルを紹介しモリス・マクスウェルにベリルにつながる仲介屋を紹介した。

 間に紹介屋やら仲介屋からが挟まって面倒にも思えるが、信用と信頼のためには多少は必要な事でもある。

「危険な職業」というのも理由の一つだ。

 特にベリルに至っては、不死という点においても慎重になる必要性がある。

「その会社の買収を止めるとかは出来ないの?」

「買収の話を持ちかけたのは相手からだ」

「へ? そうなの?」

 経営がおぼつかなくなり、今の内に買収された方が会社のためでもある。