クラウ・ソラスの輝き


 ──ダーウィンの家に戻ったダグラスは狭い空間から解き放たれた開放感に大きく伸びをする。

「はぁ~、疲れた」

 ベリルはソファにつっぷしたダグラスを一瞥しキッチンに向かった。

 現在の時刻は昼近く。

 キャンベルタウンを出たのはすでに空が夕闇に迫っていた頃だ。

 そこからダーウィンまでは一日以上かかる、無理に寝る必要の無いベリルは夜通し走ったという訳だ。

「歯を磨いて寝ろ。明日からハイスクールだろう」

「えっ!? 明日から行くの!?」

 一日くらい休ませてもらえるかと思っていた少年は驚いてソファから起き上がる。