クラウ・ソラスの輝き

 それから何度かローランドと対峙したが彼は一度もベリルの前では人を殺す事はなかった。

 しかし、彼からの敵意は常に肌に感じてはいた。

 それから途中でガソリンスタンドに立ち寄り、ベリルは給油を済ませる間に新しい服に袖を通す。

 そしてふと、ローランドが投げたナイフを手にして口の端を吊り上げた。