クラウ・ソラスの輝き

「思ったのだが」

 ダグラスの考えを察したのか、ベリルは肩をすくめてぼそりと発した。

「なんだ!」

「そういう姿は大人げないな」

 無表情に放たれた言葉に、男たちはなんだか自分が情けなくなってきた。

 一発殴れば死にそうな子供を盾に大の男が何をしているのだろうかと武器を持つ手の力が緩まる。

 今だ──!

 ダグラスは足早に数歩近づき、男の隙間から見えるニールの肩を強く掴んだ。

「なんだきさま!?」

 ニールを捕まえていた男が驚いて声を張り上げ、それと同時にベリルも素早く駆け寄る。

「うっ!? うわっ!?」

 ベリルの動きに男たちは一斉に引鉄を引くが、うろたえる人間の銃弾が至近距離にあって当たるはずもなく、虚しくベリルの横をかすめて地面に高い音を立てる。