「?」

 それに眉を寄せたが、よくよく見ると見慣れない黒いナイロン製のショルダーホルスターが入っていた。革製を好むベリルにしては珍しい。

「調整しておけ」

「使っていいの!?」

 思ってもみなかった言葉に少年は目を輝かせホルスターを取り出した。

 ホルスターにはリボルバー銃が収められていた。

 いつも使うオートマチック拳銃とは形が異なるハンドガンである。