クラウ・ソラスの輝き

 ベリルは男の目を見つめたあと、妻のカレンに視線を移す。

「あなたはマクスウェル家に、決して外には出ないよう」

「え?」

「こっちに奴らが来ないとも限らないってこと」

 首をかしげた彼女にダグラスが説明した。

 息子だけでなく、その妻にも狙いを定める危険がある。

 もちろん狙われるという確証は無い、どちらかといえば殺される可能性の方が高い。

「彼女を頼む」

「もちろんだとも!」

 モリスは胸を張った。