クラウ・ソラスの輝き

 それを計画したのは、一人の言語学者だった。

 ベリルを手に入れるために傭兵を雇い、施設にいた三百人を死に追いやった。

 彼を世界の支配者にするために仕掛けられたものだった。

 しかし、施設にいた人々の命を賭けた行動によって彼は無事に逃げる事が出来た。

 そうして出会った人物がカイルという名の傭兵だ。

 彼はベリルの全てを受け入れ、弟子にした。

 大きな事故が元でベリルが十七歳のときに引退を余儀なくされたが、死ぬまで彼はベリルの良き理解者だった。

 彼の影響でベリルもオーストラリアを気に入ったほど、カイルはベリルにとって大きな存在である。

 それも当然かもしれない。