「つっ…くそっ!」

俺は事務所で壁を殴った

ほんとはあんな風に傷つけたくなかった
でも、ここでけりをつけなきゃいけないんだ…
俺がこれ以上あいつを好きにならないように
あいつが俺を好きにならないように

あいつが俺を好きになったら
今以上に傷つけてしまう

私がコンビニに行かなくなって半月がたった

「桃夏~コンビニでお茶買ってきて」

ソファーで横になりながらテレビを見てる私に母が言った

「なんで~」
「お茶作り忘れたの! ほらお父さんが帰ってくる前に行ってきてよ」
「お父さんに頼めばいいじゃん」
「なに言ってるの! ほら早く!」
「はいはい」
「駅近くのコンビニだからね、1つ先とかに行かないでね」
「わかったって」

私は渋々家をでてチャリを漕ぎコンビニに向かった

―コンビニ―

「お茶、お茶、たったとすまそ」

パックのお茶を持ちレジに持っていた

「100円になります」

レジには川本くんがいた
無言でお金をだした
川本くんは一度も目をあわしてくれなかった

私はレジ袋に入れようとしてるお茶を奪いコンビニを飛び出した

辛かったんだ…あんな川本くんは初めてで…

「んだよ」

俺は小声でぼやいた

それから1ヶ月たった