なんとか美術室に
間に合ったいつめん。

美術では、今オルゴールを
作っている。

曲は別で注文するらしい。

百花は、まだ
絵を何にするか決めていない。

卒業製作だから
自分で使いたい気もするが、
祐一先生にあげたい気もする。

迷っていたら、芭琉先生が
話しかけてきたのだ。

「どうかしたの??」

「あの、迷ってて・・・・」
苦笑いで言う百花。

「どいう感じがいいの??」
と芭琉先生が聞く。

「それも決まって無くて・・・・」
百花は下を向いて言った。

「じゃ、参考の資料とか
見せてあげるから放課後
一緒にやろっか!!」
優しく言う芭琉先生。

「用事とかないんですか??」
と百花は聞く。

「あーうん。大丈夫よっ!」
躊躇いながら言う芭琉先生。

百花は芭琉先生の躊躇いに
気づいてなかった。

「じゃっ放課後待ってるわね!!」
と言い残し、他の生徒の
ところへ芭琉先生が行った。


それからずっと
考えてたものの・・・・・

結局思いつかなった。