地味子な私と、人気者の彼


 でも私の場合、おかしいって事だけじゃなかった。


 彼がそんな風に私を心配してくれてる事がとっても嬉しかったの。


 ――だから人目につかない所へ連れて来てくれたんだよね?

 
 二人でゆっくりと話せる場所を探してまで。


「でもさ、もう二度と言わないで欲しい言葉があるんだけど、約束出来る?」


「うん、なぁに?」