「ハァ……」


 こんな風に最近は毎日ため息をつくようになってしまっていた――もちろん一人っきりの時に――



 お手洗いで用を足した後、教室へと向かうと廊下に男子が数人居た。



 でも、そんな男子なんか目じゃない。


 だってその真ん中には私の大好きなあの人が居たんだもん。


 その人だけキラキラ輝いているような感じ……かな?

 
 ついついその人だけを見てしまう。