その後は久しぶりに沢山お話できて、心の底から笑えた気がした。


 そして、彼を好きだという事を再認識し、彼の温かい心に触れて――とっても幸せだった。



「俺このままサッカーしてくるわ」


「うん。張り切りすぎてケガしないようにね?」


「おう」


 汰一君の背中を見送った後、教室へ戻ろうと階段に目をやると、そこには数人の女子がいた。