「お、いつものテーブル空いてるから座ろーぜ」


「うん」


 向かい合わせに座ったとき、汰一君は小さいバッグをテーブルに置いた。


「今日は弁当にしてもらったんだ~」


「珍しいね?」


「米食えって前に言われたから」


「ふふっ。そうだったね」