地味子な私と、人気者の彼


「りか! 帰ろーぜ」


 ふと左を見ると、汰一君が笑顔で立っていた――今日みたいに分け目を逆にして。


「分け目……」


「それは言わない約束じゃん! いいから帰ろー! ノド乾いたし」


「うん」