「確かに……内緒にしちゃった私もいけない。でも――どうして? 打ち明けてくれたら何か変わっていたかもしれないじゃない……」 私の声はもう彼女には届かない。 この日私は大事なモノを失ったと同時に、友情の脆さを知った。