その一言で、私は自分を奮い立たせた。


 やっぱりユキちゃんは……黒いユキちゃんだったんだから。


「ユキちゃんが言い出したんでしょう?」


「――だったらどうすんの?」


「なんでそんな事したのか聞きたいの」