地味子な私と、人気者の彼


 あれ以来、真美ちゃんは私の前に現れないけど……私はユキちゃんに敏感になっていた。


「なんかあったらちゃんと言ってよねェ!? じゃっ、部活頑張ってくるわァ~」


「いってらっしゃい……」


 ため息一つついて、私はバッグに課題を詰め込む。