地味子な私と、人気者の彼


色々考えたけど、ここは自分の心に素直に従う方がいいよね?


「えっと……あの――ううん、行く」


「それでよしッ!」


 ユキちゃんは思い切り笑顔になって、広げたばかりのお弁当を急いで包んでクラスから出て行った。


 これじゃあまるで私が追い出したみたいで少し悲しいな。