地味子な私と、人気者の彼


 正直……本当かどうなのか私も知りたかった。


 夢の事が現実とリンクしているなら、彼に寝癖なんて無いハズだもん。



「わーったよ! 笑うなよ!?」


 私は目を逸らしてみんなの反応をうかがった。


 本当かどうか自分で確かめる勇気が無いだけじゃなく、私までも彼に注目してしまったら、なんだか可哀想だもん。