ふいに、私の頭に大きい手が乗っかった。


「良かったな、後ろの席! んじゃ、また明日な」


 上を向くとそこには私の大好きな人が居た。


 そんな行動してくれるなんて夢にも思わなかったし、もしかしてこれは夢なのかな――なんて思ってしまう。


「――? りか~?」