ドキドキしながら自分の番を待つ。


 もう、ほとんどの席は埋まっていたし、あと残すは数席のみ。

 
 汰一君の隣が奇跡的にも空いていた。


 強運を分けてもらったお陰なのかは分からないけど、これはチャンスだよね!



「りか行ってこい」


「はっ、はい!」