そして俺は、君の家の近くまで来ていた。 二人でよく出かけた公園。 他愛もない話をしたり、高校生にもなって追いかけっこをしたり。 何でもないようなことなのに、目を閉じると鮮明に思い出せる。 ホントに、今までなにしてたんだ俺。 バカじゃねーの。 マジで最低だな。 自分だけ、いい様に思い出作って。 君が困っていたのをほっといて。