踵の高い、慣れない靴は想像以上に歩きにくかった。


もう、とっくにあたしの足は悲鳴を上げている。





……絶対マメできるな…。







目の前を並んで歩く美帆と立花くんは肌が触れてしまうんじゃないか、というくらいに寄り添っている。




美帆の横顔は本当に楽しそうで、幸せそうで、あたしは素直に羨ましいと思った。






対して、その後ろを歩くあたしと志木くんはといえば、並んで歩いてこそいるものの何とも微妙な距離感だった。



しかも、緊張のしすぎで一度も志木くんの方を見れない。






盛り上がって会話に花を咲かせる美帆と立花くんの後ろで、未だ一言も話していない。




話していない上に、志木くんは歩くスピードというか、歩幅というかが、若干速くて合わせるように気を使うあたしがいた。








……足…痛い…。