桜の見える丘(仮)


ちょ!!やめてっ!!


『おまえには神谷がいるだろう?』


と、私の耳元でつぶやく。


……っ!!

赤くなった耳を押さえた。


「先生…何やってんすか。若いからって…生徒襲っていいんすか~?」


神谷が先生に問いかける。


ってか、見てたならすぐ止めろよ!!!


涙目になってる目で神谷を睨む。


「っふ。俺は、可愛い生徒襲うほど飢えてねぇよ。」


先生は私から離れて神谷のもとに行った。


先生と神谷の背…あんまり変わらない。


ってか、先生も背高い…。


ってか、神谷が高いだけ??


私の頭が意味のないはてなに包まれてる時に、まだ先生と神谷の言い合いは続いていた。



「そうですか?先生なら…考えられそうですよ?」


「なに生意気なこと言ってんだよ。安心しろ。生徒は相手にしない。」