桜の見える丘(仮)




「いっっっつ!!」



電柱にぶつかってしまった…。



笑いがこみ上げてくるくらい…痛かった。


「今日は最悪の日だぁ……。」



あまりの痛さに、その場にしゃがんでおでこを抑えていた。



―――ッザッザッザ。


誰か…近づいてきてる…?



痛いのをこらえて顔をあげてみる。



「…大丈夫?」



あの人と…友達がいる。


友達の方が私を気にかけてくれた。