「わ…わかりました!!!!!明日…別れてきます。これで良いですか?」
俺が先輩のとこにいけないように前に立ち、先輩が言ったことを飲んだ。
「柏木はわかってんじゃねぇか。おぉ、別れてこい。んで、神谷。お前はどうするんだ?彼女とイチャイチャしたいからって気にくわねぇ俺を殴って退部か?それとも…彼女と別れて大好きなバスケを続けるか…。選べ。」
小さいころからやってきたバスケ…。
ずっと続けていたいし…それにやめたくなんかない。
美姫のことだって…やっと俺のそばに置いておけるようになった。
弱そうだと思っていたら…以外にかっこいい奴だった。
すぐ照れるし…素直じゃないし…。
でも…最近あいつ…素直になったような気がする。
少しだけどな。
自分の女傷つけるようなことしたくないのに…。
それなのに…どちらかを選べってか…?
でも…俺よりも先輩を殴ってしまいたいのは…雅人だと思う。
こいつは…心優しい奴だから…自分が傷つくことはよくても他人が傷つくのが一番許せない奴だ。
なのに…今雅人が選んだのは…自分だけでなく、矢田も傷つける道だった…。
こいつは…多分自分を責めまくるだろう。
好きな女傷つけて…平気でおれるような男じゃねぇし…。
雅人がせっかく…自分を責めてでもこの道を選んだのは…多分俺にある。
少ししか覚えてねぇけど…小学生の頃…やっとできたバスケ友達…雅人と約束したんだ。
『何があっても…俺達バスケやってような!!絶対やめんなよ!!』
