「ってか真美!!外でお姉ちゃんって言うのやめてって言ったでしょ!?」
「あぁ…ごめんごめん。つい、家のくせで…。」
「なんか…俺の存在なくなってね?」
先輩が寂しそうに言う。
すっかり忘れてましたよ…ごめんなさい…。
「なくなってないです!あ…ここからもう家近いし真美と帰るんで…今日はありがとうございました!!」
「ならいいんだけど…。そっか!気ぃつけて帰れよ!!んじゃ、またなー!!」
私たちに手を振って先輩は帰っていった。
「あのひとかっこいいね~!でも…タイプじゃないや。」
「なによ~。男選べるからってぇ…理想高すぎー!」
真美はモテル。
運動できるし、性格いいし、かわいいし…。
女子にも人気が高い。
姉妹がこんなのだったら…比べられて嫌になるかもしれない。
でも、私たちはほんとに仲がいい。(自分で言うな)
喧嘩も時にはするけど…真美は姉妹であり親友みたいな存在であった。
