なにその目っ!!なんかキュンとしちゃったんですけど!!!


「目…開けないでよッ!!は…恥ずかしい!!」


「なんで?美姫ちゃんの可愛い顔を見ときたいのにだめなわけ?」


ニヤッと私をからかって楽しそうな顔をする。


「かっ…可愛くないし!!だめっ!だから…目開けないで!」


「ッチ…しょーがねぇな。ほらよ。」


また目をつぶる。


えぇぇい!もういいやっ!!


決心して、ぐんぐん神谷の顔に自分の顔を近づけていくと…。


「そんなじらすなよ…。」


そういって…私の頭の後ろに手を回して…


自分の方にぐっと寄せられる。


「ちょっ…!?」


―――――――――ガラッ


私と神谷の顔の距離は数センチ…。


「あ…あらぁ…。帰ってくるタイミング…悪すぎちゃった…かしら?」


このタイミングで…先生が帰ってきた。


まって…待って待って!!


この格好…この状況…やばくないですかぁぁぁぁぁ!?


私の顔はもうこれ以上ないってぐらい真っ赤になった。