桜の見える丘(仮)


「こんな時間まで学校で何してたんだ。」


「お前には関係ないんじゃない?別に。」


「関係ない?んなわけねぇだろ。俺の彼女だ。関係あるんだよ。」


火花を散らしてる相手は…神谷と純君。


門のところに人影があると思ったら…それが神谷だった。


私を間に火花を散らし続ける2人。


「ちょ…落ち着いて?そんな喧嘩腰にもの言わなくても…」


2人とも背が高いから…上見るの首痛いんですけど。


「喧嘩腰だなんて…そんなことないよ?俺は。向こうがどうだか知らないけどね。」


純君!!!なに挑発してんの!!!?


神谷の…顔が…やばい…


怖すぎるよ…


私…この場から去っちゃだめかな…?


「なにしょぼい挑発してきてんだ。バカじゃねぇの?おい、帰るぞ。」


「え?ちょっ!!!」


腕をつかまれ、ぐっと引っ張られる。