桜の見える丘(仮)


え…エロい話って…!!!!


お昼に何話してんだ!!?


ってか…男子は年頃だったら話すものなの?


じゃぁー…神谷も…?


「葵っ!!きったないなぁ…。もう!」


「葵ちゃん…エロい話に反応したでしょ?葵ちゃんエッチー!」


「ちょっ!!違うから!!?違うからね!?」


なんか、必死になりすぎかな…。


図星だっただけあって、どうしたらいいかわからなくて…つい必死に。


「葵ちゃん、必死になってるところとか…余計に怪しいからね?かわいいっ。」


クスッと笑う。


か…かわいいって…私はかわいくないわぁあぁああ!


「ってか、早く座って食べなよ。」


口をもごもごさせながら葵は斉藤君達に言う。


「そだね♪んじゃぁ、失礼して…。」


ガタガタと机を移動させて、なぜか私の隣に斉藤君は座った。


斉藤君の友達は葵の横に。


あ…わかった!


斉藤君の友達…きっと葵のことが好きなんだな…?