曖昧な返事をする。
だって…イライラするんだもん。
何怒ってるかわかんないし。
「大丈夫…?」
「うん…。ごめん、手洗いに行こっか!」
葵には、怒ってる意味を自分で見つけてから相談しよう!!
近くの机を私の机とくっつけて、葵とお昼ご飯を食べようとした時…
「ねぇ、俺達も一緒に食べていい?」
2人の男子が声をかけてきた。
最近よくしゃべるようになった同じクラスの『斉藤純』君。
明るくて、背も高いし、顔もけっこう…かっこいい。
野球部に入ってて、部活の時たまに見るけど…結構上手い。
「えぇー?いつも食べてるやつらいるじゃん。」
確かに…いつも男友達に囲まれている斉藤君達。
私が疑問に思ったことを葵はあっさりと斉藤君に聞いてくれた。
「いやぁ…、そうなんだけどね。あいつら…ほら?年頃じゃん。会話が…エロいんだよね。」
口に頬張っていた卵焼きをブブッと吐きだしそうになってしまった。
