「………ッ!」




俺は言葉を失った…




「なんで……こんなことに」




目の前に広がっている光景…




それは紅く塗られた部屋の壁




「悠一、これ見てみろ……」




竜二の指した場所には小さな字でこう書かれていた




"次はお前の番だ。by怨みの使者"




「……ッそ!!!!」




ドガッ




俺は近くにあったごみ箱を蹴った



「やっぱりあいつらの……」
「ああ……怨みの使者、まさに弓のチーマーだろうな」
「けどなんでこの場所が」
「…あんときかもしんねぇ……」
「あんとき…?」
「昨日の夕方、近くに見かけねぇ奴らがタムロってたんだ」
「で、悠一が入ってったのをみて知った訳か……」
「多分な…」
「ま、お前が襲われることはまずないだろうな」
「"次はお前の番だ。"ってことは俺の塒がやべえかもな…」
「あぁ、あそこにはチームの機密内容の書かれた書類がある。」
「とりあえず全員に○○町××-××に来いって連絡しろ」
「了解!!」




怨みの使者、か……




笑わせる……




怨みたいのはこっちのほうだっつの




あんときの抗争のせいで………