お父さんに八つ当たりする代わりに、あたしに八つ当たりですか?

「美波さんもマジで心配してるし、親父もあれだし」

あれだから何よ、あれって!

あたしは1人で傷心の真っ最中だって言うのに!

美波はいいわよね!

“超”がつくくらいのお気楽お姉ちゃんですから!

“超”がつくくらいのポジティブお姉ちゃんですから!

心の中で呟きながら、あたしは1人ですねていた。

「全く、今日も俺が美波さんの相手をしなきゃならねーのかよ。

酒が絡むとなるとマジで厄介なんだから…」

ブツブツと口の中でぼやきながら、嵐はどこかへ行った。

*゚。弥生Side。゚*END