春も嵐も

日曜日。

「すごい人だな…」

集団とは言えど、あまりの人の多さに俺と弥生は圧倒された。

俺たちみたいな若いヤツもいれば、確実に売れ残っただろうと言うヤツもいる。

と言うか…ばあさんよ、あんたは絶対に無理だ。

今世がダメなら来世に期待した方がいいと思います。

「ばあさんって…失礼だよ、嵐。

しかも、ただ漏れだし」

弥生が呆れたように苦笑いをしていた。

「マジ?」

全部口に出てたのかよ…。

俺が聞くと、弥生は首を縦に振ってうなずいた。