春も嵐も

何て言うか…小学生が書いたような、宝の地図だ。

いや、小学生の方がまだ上手か。

そんなことを思っていたら、
「何してんのー?」

弥生が俺の手元を覗き込んできた。

「ビックリしたー」

いきなり覗き込まれたので、俺はビックリした。

「何これ?」

俺の手元の紙に弥生が気づいた。

「うーん、よくわからん。

一言で言うなら、親父の置き手紙的な」

「見せて」

弥生はそう言うと、手元の紙を横取りした。

何かこれ、前にも似たようなことがあった気がする。

「…あれ?」

そんなことを思っていたら、弥生が呟いた。