「ヤベーよ!!金持たせてなかった」
この光景を遠くから見ている二人が焦っていた
「今から渡しにいきますか?」
「いや、万が一見つかったらどーする!!?」
ちなみに真菜は海を見ていた。アンドロイド紙田は一人でジュースを買いに行っただ。
だから、真菜もアンドロイド紙田の異変に気づかないのだ。
アンドロイド紙田は、辺りを少し見渡し、誰もいないことを確認すると
「ハッシャ!!」
と掛け声と共に、手と腕の接続部分が開いた。そして―
ドガーーン!!
自動販売機を破壊し、中から無事ジュースを手に入れた
※犯罪です。
「ドウゾ」
何故か気づかなかった真菜は普通にジュースを受け取る
「ありがとうございます」
※
「よし、ナイスだ!!」
遠くで喜ぶ紙田。
「いや、ナイスじゃないから!!犯罪だから!!」
「堅いこと言うなよ。サトチン」
「誰がサトチンだ!!」
紙田の考えは無事にアンドロイド紙田に受け継がれてるらしい
※
ジュースも飲み、することがなくなった真菜たちは、どこか散歩をすることにした。
散歩をしながら(正確に言うと、真菜は車椅子に乗り、アンドロイド紙田が車椅子を押している)アンドロイド紙田はアニメの話を真菜にしゃべっていた
「ふふふ…アニメのことインプットしといてよかったぜ」
「あんた、いつかノーベル賞とれる気がする」
と、遠くで見守るバカ二人組が会話をしている。
「ところで、何をしようとしてたんだ?」
佐藤に、盛り上げ部活動の内容を聞く紙田
「ああ、不良に絡まれるって設定だったんですけど、アンドロイド紙田がミサイル持ってるし、出来ないですね」
「つーか何その適当な脚本は」
「めんどいので」
つい本音がでる佐藤くんであった。


